断線

突然の停電に動かぬ私鉄。深夜の帰宅に向く矛先は供給元のあの会社、のはずが。翌朝ならぬ翌週に発覚する原因や本市とか。幸か不幸か原因は本市側なれど被害世帯や隣市に多く。そちらの自治会長を名乗る御仁からの留守電。

工事中の断線などすぐに気づきそうなもんなれど、そこに猶予が生じた理由とは。やはり少し前に同様の工事に道路が陥没、深夜にて大きな被害なくも事故後の応急的な対応が後手、などと風聞に聞かば組織的に何かしら。再発防止と申しても規律ばかりが徹底されて、かえってヘンな方向に行くこと往々。やはり風通しか。

そう、留守電を放置する訳には参らぬ。が、連絡をくれ、との内容も肝心な自治会名に連絡先が残されておらず。区役所に聞かんとするに課への直通なく代表のみ。総合案内に流れるは聞き慣れた「ただいま回線が大変混みあっており」。待たされるに募る鬱憤、自動音声とあらば尚更であって、これが行革だとすると首をかしげたくも。ようやく繋がりし担当課にてその旨を告げれば同姓が複数人だそうで。

さて、本題。酸欠に回路が鈍るは不本意、とマスク外して臨む常任委員会。着用を指摘されてゴネてみたものの規則ゆえとのことらしく。口をふさがれては回路鈍るばかりか発言の意欲も、いやそれは元々。当日の報告は保育所関連。要点は二つ、一つはこの四月における待機児童数はゼロ、もう一つは医療的ケアを必要とする子の入園に対して優先的な措置を講ずるというもの。

後者などは今までは一園だったものが三園に。それこそがまさに公立の意義であって不服なくも、一方のゼロに対しては数字のまやかしに過ぎぬ、とあの会派が。本市から市外に転出する理由や保育園との調査結果、それは本市に失望している証左に他ならぬ、隣市など転入の促進を目的に入園枠を拡大しとるに本市は、といつもの自虐論を展開されて。

ゼロとて何も市が恣意的な解釈を施しとるものならず、ちゃんと厚労省が示した指針通りに。そりゃ希望者の全員が「第一」に入れるに越したことはなく、中には不本意な結果を余儀なくされた方とておられることは否定せぬ。が、転居そのものの理由が子の都合など。

郊外への転出に歯止めがかからぬ某市、その理由や子供の医療費が安く云々と過去の視察の成果を饒舌に語っておられたが、フツーに考えて「郊外」を選ぶってのは別な理由であって、そこに「著しい」論理の飛躍はないか。転居の要因に該当せぬ、とは言わぬ。占める比重の大小やそれぞれにて必ずしも「副次的」と断定もせぬ。あくまでも複合的な要因が絡み合った結果、というのが概ね妥当なところにあるまいか。

こうに違いないという独善的な言い分は己に酔っとるようにしか見えず。結論づけるは勝手なれど、そう思わぬか、と価値観を押しつけられる役人方。立場上、そりゃアンタの勝手な認識、と反論できぬところが何とも。それもいづれパワハラなどと。

(令和4年5月30日/2714回)