2026.02.24 20:55服薬間の良し悪し、と申しても相手ならぬこちらの都合。事務所のトイレに駆け込む寸前に背後から。それが異性とあらば。作り笑顔で振り向くに、「前回」の御礼と。はて、何か世話でも。いつぞやの勘定時に私が多めに出したとか。まぁいつも泥酔だから。いや、過度な払いは「買収」疑われかねず。「多め」と申しても所詮。そもそもの趣旨が趣旨にて他人様の酌まで気が回ら...
2026.02.19 20:55染髪眼下に広がる急斜面にも臆せず。いつからあんな種目が。ビッグエアというらしく。大技を決めて外すゴーグルに一句、あどけなき選手怯まぬ冬五輪、と。若者の挑戦を応援できる社会でありたいもの。劣勢に立たされし娘を庇わねば父の名が廃ると知るも、そこに介入するは死地に飛び込むようなもの。ギター購入を巡る一戦や父娘の連合軍に軍配上がるも今回は加勢に迷い。...
2026.02.14 20:55更新作者とてそこを意識したに違いなく、水平に見ることを前提には描かれていない「はず」。ゆえに仰ぎ見んとするに床から、と申しても自宅ならぬ国立西洋美術館。そう、スペインはトレドの教会に飾られしエル・グレコの絵。SNSへの日々の投稿や絵か旅か、そんな話題ばかりで。私のホームページも時代遅れの感が否めず、もはやデザイナーというよりも放浪の画家とでも...
2026.02.09 20:55人財正月にはベートーヴェンの交響曲よりも軽妙なワルツが。ニューイヤーコンサートの舞台、楽友協会と双璧なす国立歌劇場の階段上にその人の肖像画があって。演奏会にてマーラーの交響曲第1番を聴いた。過去に本市が誇る音楽ホールのこけら落としを巡る論争あり。物言い付けるは今は亡きKセンセイ。それも本会議の場で。8番とて名作には違いないが、こけら落としには...
2026.02.04 20:55滝行ただでさえ、どことなく胡散臭さ、近寄りがたき印象を抱かせるというに。んな行為に及ぶなんぞ。御一緒にどうか、との勧誘を拒みて迎えた今年、久々のヨガ教室にて見せられる動画。背後の滝の一部がつらら化しており。極寒の滝行に、なぜ人はバカな行為に及ぶのか、という着眼を得る訳で。他人様のことをいえた義理にあるまい。おぬしとて100km、それ以上の距離...
2026.01.29 20:55年女適齢期を逸す、というよりもその相貌にして相手など、と互いに。そんな二人が。晩婚も晩婚にして子まで授かり。五十二歳にして父親になりし感慨。が、戦乱の世にあって出陣の命あらば。武士の宿命、と今生の別れを告げる主人公に寄り添う妻の腹には二人目が。子の心中を察してか散歩に連れ出す父。夕日を背に丘の上に並んで座る二人。六十二歳の父親が七歳の息子に語...
2026.01.24 20:55予約矢を上手く射れぬ子や親のいかに多いことか。子供時代に遊ばなんだか。コツさえつかんでいればあとは応用編で。毎年、成人式の日に行われし神社恒例の流鏑馬。保存会の末席に名を連ねる私もその日ばかりは装束に身を包み、社殿から厳かに登場したはずも聞こえる会話や、「昨年より的が遠くないか」。んなはずはないでしょうに。保存会の面々でさえ十に一つの難易度に...
2026.01.19 20:55竹薮裏の竹やぶ、といえば。タケノコなんぞ気休めに過ぎず。ある日、突然、竹が何者かに伐り倒されて、との通報に駆けつけるは駐在のおまわりさん。参考人として聴取に応じるは小学校の先生。が、児童のいたずらにしては些か。何を隠そう所有者や市。特別保全緑地とされる里山にあって。捜査線上に浮かびあがるは一人の男性、里山ボランティア。当該箇所は御当地が誇る営...
2026.01.14 20:55自主神社参道、あれだけの列にあって個々が願かけるに。社殿前の大鈴とて鳴らすに相手を督促しとるようで。ならば日頃から。道すがら地蔵あれば手を合わせ、そこに箱あらば賽銭は欠かさず。サントリー創業者を描いた小説「琥珀の夢」(伊集院静著)にも確かそんな描写が。私も彼のような大物に、いやいや、見かけるに無視するは、とラン後の小銭入れはいつも空であり。さ...
2026.01.09 20:55十秒高齢の身にあって欠かせぬは昼寝。指定席は外から見える玄関の隣部屋。南に面した窓側に専用のベッドが置かれ。横たわる本人の血色や悪からず、生存だけ確認できればそのほうがかえって。そっと名刺を残して退散せんと背を向けるに背後からドンドンドン。来るのを待っていたんだ、と本人。いや、今、寝ていたでしょうに。寝起きと思えぬ饒舌ぶり。目線合わせるべく中...