一丸
熟れし香の梅を摘む手を急がせり、と一句。香に惹かれてか蚊も少なからず、防御を怠りし代償。かゆくてかなわぬ。梅を詠みし三句を投句せんとするも枠二つ。残りし一句や、青梅を仕込みてたぐる奥の瓶。そう、収穫後の青梅をそのまま地元の姉御に届けるに、昨年の残りものアリ、と貰いし一瓶。
加工品や様々も同じ酉ヘンにあって健康に欠かせぬは酒ならぬ酢。この手の類は寝かせれば寝かせるほどに。ワインを神の雫などというけれどもまさにこれこそが。かつては各地に酒蔵並みの数を誇りし酢蔵も今や。酢屋三代を描いた一冊「天涯の海」に酢と食文化の歴史を。
福建省の土産と高級な茶葉をいただいた。かつて、学生時代に回りしあの国々を今一度、と還暦に世界一周を目論む同級生。百万円でアジアを豪遊できた時代に、それだけあれば何とか、との見積額では全く足りぬ、とのボヤき。足りぬは旅費のみならず。
一般質問にて久々の通告はそちら。地元の新百合とあざみ野を結ぶその路線であり。市域を越えるにまずは両市の合意を、と協定を結んで以降、ルートに駅位置と下準備を終えて、あとは国の認可を。いや、途中、コロナ禍に需要の目算狂いし局面あれども、あれから五年。さすがに遅すぎはせぬか、と。たかが六キロ、されど六キロの道遠し。たかが五年、と申しても開業の遅れ以上に。
相次ぐ金額変更。最近とてどこぞの市庁舎の建設費が当初の倍額と見かけ。それも試算からたった二年。いや、本市とてその手の話に事欠かず、数年前に作りし計画の意味やいかに、なんて。いつか来た道、融通利かぬ役所にあって予算化に最低でも一年。が、一年待つに変動著しく。バブル期の地価高騰に一刻も早く、と生まれし三セクが土地開発公社であり。
負の面ばかりが注目浴びるも当時にあってどれだけの節約が図れたか、果たした役割は決して小さからず。公社が如き仕組みなき今日にあってそれだけの変動は何とも。それも道路や建物であれば物価高なる不可抗力によるものにて「やむなし」とされるものの、鉄道にあっては投じた費用は運賃収入にて回収せねばならず。
算出される需要予測など然して変わらぬ中にあって建設の事業費がそれだけブレれば都度に再考を促され。そのへんが理不尽というか。鉄道を作るにまずは需要の予測に収支を見るは役人。かたや、実現こそ先、需要などは後からついてくるもの、とは議員側の発想であり。
んな折、この四月から着任の副市長。出身母体が母体なだけに。穀つぶしなどと言われぬよう働いてもらわねばならぬ。この難局をいかに、というのが質問の趣旨なれど、実利さえ得られれば答弁など気休めにしか。答弁するせぬはそちらの一存で、と告げるに「やる」との即答。
判断を委ねるにアレコレと理由つけて取り下げを画策するが大方なれど、好んで発言を望むとはその意気やよし。自ら手を施した、とされる答弁を見るに。「一丸で」「しっかりと」、んな大仰な修辞句が並び、そこにツッコミはせなんだけれども、まずは御手並み拝見、か。
(令和8年6月20日/3002回)
0コメント