よろず相談

選挙の際に辻立ちをしていたらゼロが並ぶ白い車が真横にピタリと止まった。ヤバい、ヤバい、ひたすら低姿勢にて...。う~ん、人によって態度が豹変するヤツは信用ならんからナ。車のドアが開いて出てきたのは地元のM兄。単身赴任先から一時帰宅されていたらしく、「必ずアンタに入れるからな」とだけ言い残して去って行った。ふぅ~っ。
さて、Sさんが代表理事を務める団体がアート市inアルテリッカしんゆりに出店されると聞いた。選挙の際に友人紹介の自筆はがきを届けて下さった御礼に売り子の手伝いでも...と、のこのこ出かけたのだが、どこにもそれらしきブースは見当たらず、聞けば前日だけだったそうで。そう、Sさんじゃ失礼だナ。主に福島県相馬市を中心とした被災地の支援活動を続ける一般社団法人あむえこねっとの笹久保孝子さん。
やむなく事務所にて雑務をしていたのだが、机上の電話が鳴った。「はて、こんな休日に誰だろう?」と受話器を取れば、「余った切手を買い取ってくれぬか?」と。まぁよろず相談所なのだから様々な事案が持ち込まれるが、中には見知らぬ方からの相談も少なくない。郵便局を勧めれば、そちらは手数料を払っての現物交換となることから不都合なのだという。
目当ては現金?数量を訊けば82円切手30枚ほどを1千円でどうかとのこと。最近、県外から転入されてきたらしいのだが、元々自民党の支持者にてこちらで調べた結果、当方に辿りついたと。折角だから正規料金で受けることにした。持参するというからそりゃ手間をかけるからこちらが行くと伝えて、早速に御自宅に伺わせていただいたら「こんな迅速なセンセイ見たことない」って。そりゃ票になること「だけ」は早いんだよ。違った、ちょうど暇だったんだよナ。
かと思えば、やはりこの連休中に受話器に出た途端に「憲法を変えるな」と言い詰められて、反撃に転じたら「ガチャ」って。おいおい、名を名乗ってその理由位は説明してもらわねば。んな陰湿な性格ではつまらん人生で幕を閉じちまうよ。9条を変えるなってんならどこぞで聞いたが、憲法を変えるなってのはまず理由を説明してもらわねば腑に落ちぬ。あの政党にも独自の憲法草案があって「天皇制はこれを廃止する」なんて謳ってるんだから...。
そうそう、例年、昭和天皇陛下の御生誕にあたる昭和の日に地元の高石町会の定時総会が開催されていて、不肖私が書記を仰せつかっている。執行部以外に議長と書記が司会者一任にて一般から選出されるのだが、世帯数3千に迫らんとする大所帯だけに難局も予想される。私なんかが議長となれば坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、「この前はよくも...」なんて恨みを買いかねないからナ。勿論、町会在住って紹介してもらうんだけどこちらとて「さりげなく」宣伝いただける上に向こうにも会議録の作成等で重宝するから何とも都合がいいらしく。