暗雲
特に異論なく...というよりも成り行き上、若しくは誰もやり手が居なかった、つまりはオイシイ役職とは思われていないというのが実際のところなんだけど、改選後も続投に。そう、川崎市音楽振興議員連盟(通称音楽議連)の事務局長。
年会費はたった1千円。年間だよ年間。何もなければ年度末に本人に返還するって単純明快な趣旨に賛同いただいて全会派からほぼ全員が加入していただいている。それっぽっちじゃコンサート代も出やしない。で、だからゲネプロ(いわゆる本番前のリハーサル)等の見学許可をいただいて一人でも多くの愛好者を増やそうと画策していて...。
事務局長なんていえば本来は下働きで全て御膳立てした上で会長に判断を仰ぐって役職なんだけど、こちらじゃ企画からオケとの調整、それに会議の議事まで会長のKセンセイが果たして下さるから特に負担感もなく。あっ、あと市内で公演されるコンサートの後援などもその主な役割。「一応」選挙で市民の皆様の負託をいただいた面々の団体だからね。後援団体に名を連ねることで多少の後押しになっているかも...。
さて、天高く馬肥ゆる秋はコンサートシーズン。ミューザで行われたベルナルト・ハイティンク指揮のロンドン交響楽団の演奏が良かったと聞いた。曲目はブルックナーの交響曲第7番他。こちらはチケット代も結構な金額だから会長に任せて私は気軽に聴ける地元のコンサートに。
一つは社会福祉協議会が主催する今回で13回目を迎えるバリアフリー「オータムコンサート」。そして、もう一つは地元の団体が主催する恒例の「文化の風コンサート」。今年のテーマは「ブラームスはお好き?」。どこかで聞いたそのセリフ。そう、フランソワーズ・サガンの小説。全く同じ時間帯の公演に甲乙つけがたく休憩を挟んでいづれも聴かせていただいた。
さて、ここ何週か週末を地元で過ごす機会が多く、幾つかの陳情をいただいたことから週明けに道路公園センターを訪ねた。何故かいつも気兼ねなく挨拶を交わしてくれて...。生活道路の安全対策やら鬱蒼と茂る樹木の剪定、ドブ板等々雑用に近いが、彼らの活躍こそが役所のイメージを左右する。いつも迅速に対応して下さる彼らの仕事ぶりに支えられている「票」は少なくない。
いわゆる「現場」だから腕っぷしの強いヤンチャな面々が大半を占めるが、本庁と違って実際に市井の方の顔が見えるから人の機微には敏感。仮にそれがうわべの言動にしてもドブ板の陳情に「ありがとうございます」ってのは中々言えるもんじゃないよナ。そんな彼らの仕事に向き合う姿勢を高く評価していて。やはりいかなる仕事であれ自らの仕事には誇りを持たねばならん。
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