かわさきジャズ

間もなく百歳の御長寿を迎える区内在住のKさん、今も現役で競技を続けておられるとのことで関係者の発案で御祝いの大会が催されることになった。杖を持ち歩かれているんだけれどもあくまでも転ばぬ先の何とやらであって、それがスティックになろうものなら年齢からは想像しがたい俊敏な動きを見せる。
そんな記念大会を含むゲートボール協会主催の大会が続いたんだけど、秋季大会における優勝杯返還で呼び出された昨年度の優勝チームは...なんと混成チーム。混成といっても各チームのスター選手ならぬ補欠選手。補欠といってもスタメンを譲り合う位だからそれほど腕が劣るもんでもないのだが、それでも慣れていない混成チームが何故に勝利を掴んだのか。いい緊張感の中で見知らぬメンバー同士が協調した結果だと主将から聞いた。確かに一流選手をズラリと揃えたGとてリーグ優勝は出来なかったもんナ。
さて、そんな混成チームが二度目の歴史的快挙を果たした。士気を鼓舞する伝統的な民族舞踊ハカに威圧されるどころかスクラムで強豪サモアを押し返すなんてのは前代未聞。柔よく剛を制すのが日本流ではなかったか。そう、あのスクラムからのペナルティトライに前半終了間際の山田の華麗なトライ、そして、気が緩むことなく決めた五郎丸のキック。そんな勝利に興奮冷めやらず「よし、オレも...」なんて勘違いしちゃったんだよナ。
走った距離しか本番の成果は出ないとの金言が如くマラソンは事前の練習が結果を大きく左右する。その練習はフィジカル面のみならずメンタル面にも。「あれだけの距離を走ったんだから完走出来ない訳がない」って妙な自信に繋がるんだ。んなことから翌日は早朝に起床しての朝ラン10キロ。実は若干の違和感があったんだけど調子に乗って向かった先は...細山神明社の御神輿。
そう、御神輿といえばやっぱり先棒(はなぼう)。センセイは目立ってなんぼの世界、奥ゆかしい方々を横目にちゃっかりと...。で、写真をパシャパシャ撮って終われば「では、次に」なんてのは失礼千万。私なんかは地味な馬運びに専念していたんだけど、それはそれで「おい、なにサボってんだ!」って。そんなことから先棒(はなぼう)を担がせてもらうことになったんだけど担ぐ以上はみっともない姿を見せる訳には参らぬなんて...。
やっぱりね、神仏の御加護とかバチが当たるなんて言われるけどいやほんと神様って見てるんだよナ。そりゃ腹掛けのポケットをドラえもんのポケットが如く何でも入れ込むような野暮なヤツが先棒を担いだんじゃ神様が機嫌を損ねるのも当然。途中、足に違和感なんていっても誰も信用してくれないんだ。でも、そんな痛みを必死に堪えて宮入りの際はちゃんと担いでいたから御利益は...。