作戦会議

重量級の事案が特定の委員会に偏り過ぎてはいまいかとのことから見直しが協議検討されているんだけど、年度内に結論を得て実際に動き出すのは早くとも来年度からだけに...。
市の将来を左右しかねない重要な事案ともなれば本来は全員協議会にて議論を重ねるべきかと思うんだけど折衷案として総務委員会と市民委員会の二つの委員会を合同で開催する「連合審査会」案が提示されて了承された。
当日の内容は、「新たな総合計画」第1期実施計画素案、今後の財政運営の基本的な考え方(素案)、行財政改革に関する計画素案、区役所改革の基本方針素案といづれも年度内には市としての結論がまとめられるものばかり。全員野球がモットーのわが会派、臨むにあたっては新人からベテランまで所属委員同士で課題の共有や意思疎通を図りつつ、質問が重複をせぬように役割分担を、と「綿密な」作戦会議になるはずだったんだけど...。
オレがやらずともきっとアイツがやってくれるはず...との淡い幻想。ただでさえ楽天家で怠惰な連中が多い会派なのだから全員が同じ思惑を抱けば...十分にあり得るナ。最大会派の看板を背負っているそんなみっともない真似は出来んし、逃げ得は許さんとばかりにSセンセイのレクチャーが始まった。こりゃ適当な相槌ではイカンということで取り繕うようにメモを取っていたんだけど、途中、後は各自まとめておくようにとのことらしく。そんな時に助かるのはやっぱり...。
向こうにとってもこちらの腹の内が分かるだけに当日に突拍子もない質問をされるよりもある程度の事前準備が出来るから損はないと思うんだけど残業中に呼んで意図を伝えれば翌朝にはちゃんと論点整理された資料が机上に置かれていて。資料の上段には相手がまとめたことがスグ分かる余計な一文が記されているからそれを削除して各位に配布すれば立派な殊勲賞。そういう汚れ役的な役回りは私の仕事なんだよナ。
そのへんはまた何回かの連載で取り上げていくんだけどまずは計画期間。今回の計画は向こう十年、つまりは平成37年度迄の計画なんだけどこれが税収増も含めてかなり楽観的な見通しが示されているんだけどそれ以降はどうなんだって話。意外と知られていないのは本市の生産年齢人口のピークが当年でそれ以降は減少に転じる。右肩上がりの途中ならばまだしも都合がいい目標年次が示された疑いはないか、ひょっとしてそれ以降に見えない崖が隠れているのではないかと。
また、一方では向こう十年の計画に含まれる大規模な投資的経費を伴う事業は横浜市営地下鉄3号線の延伸を含む11事業。さりとて、事業規模が未定との理由で収支見通しに盛り込まれた事業は「本庁舎建替」「JR南武線連続立体交差」「羽田連絡道路整備」「国道357整備」「京急大師線連続立体交差」の5事業のみ。