家庭訪問

近年は投票日を待たずして期日前投票で済ませる方が少なくない。中盤あたりでは「あなたに入れたから」と見知らぬ人から声をかけていただく機会が多かった。中には「知人の関係があって投票出来ないけど応援しているから」なんて方もいて、ほんと律義な方だよナ。声をかけられるだけでもうれしいもんである。
そうそう、出陣式にOさんの姿があった。初陣時からの支援者の方でバス旅行などにも参加いただいて御夫婦ともに随分と御世話になった。今年の新年会の際には御主人だけの参加に「奥様は元気ですか?」と声をかければ「妻はちょっと体調を崩しておりまして...」と。もうぼちぼち回復されたかなと出陣式の際に再度伺ったところ、「実はちょうど一年前に...」と。こちらに余計な気を遣わせまいとされたOさんの心遣い。確かに振り返ってみれば新年会の際に少し言葉が詰まったんだ。選挙後にそっとOさんの御自宅を訪ねた。
そう、市議選を振り返って市長がコメントした。「しっかり地域に入り、【地道】に活動した人が当選している」と。やっぱり「地道にコツコツ」なんだナ。選挙は地道にコツコツだけどこちらはそうもいかず...。昨年度の政務活動費の実績報告の期日が月末に迫る。領収書だけは全て保管しているものの帳票類が間に合わない。てんやわんやの状態に部屋の引越が重なり、なぜか視察関係の書類が見当たらない。もしや、ダンボールの中...。
さて、新年度スタートから2週間。小学校は今日から家庭訪問だそうで。近年は中に入らずに玄関の立ち話で済ませるらしく、それは大変失礼ではないかと妻に言えば、先生方の回る都合もあるだろうからとの返事。私の小中学校時代は同席すれば何言われるか分かんないから友達と遊びに行っちゃうんだけど後で聞けば「そんなに居たの?」って位。ほんと冗談抜きに1時間はあたりまえだったもんナ。
成績は悪くないんだけど問題児だったから先生も言いたいことが随分あったみたい。それでも小学校から高校までクラスの中での人気はダントツ。別にモテたんじゃなくてまとめ役として適任ということらしく学級委員長は指定席だったんだ。勿論、他薦だよ。中には不良連中なんかも居たからね、彼らを直接呼び出せばいいのに私が職員室に呼び出されるんだ。監督不行き届きだって正座させられて...。
で、進学時の内申書に「責任感はピカイチです」なんて書いてくれればこちらも我慢のし甲斐があったってもんだけど実際はその逆で...。地元の最難関校でも試験の自信はあったけど内申書が最悪らしくて三者面談の際にはっきり言われたんだ「(最難関校は)まずムリだって」。さすがにどれだけ当日の試験結果が良くても裸足じゃあ高い下駄にはかなわない。なんて理不尽なんだろうって思ったよ。