川の道

「大型連休を海外で...」との出国ラッシュ。国内とてどこも混雑にて遊園地なども長蛇の列。尚且つ、バカ高い料金を払ってまで出かけるのはどうも気が進まず...。
明日からいよいよGW。そんな前夜に着信があった。仕事帰りの午後8時にいつもの社長から「メシでもどうか?」と。夜9時半に都内の鮨屋で合流して世間話に花が咲いた。翌朝から九州に沖縄、その後は海外と会社を休業して1ヶ月の余暇を愉しむそうで。ならば前夜位はゆっくり休んで翌日に備えればいいぢゃないかとも思うのだが...。
そういえば都内の候補者の応援に出かけた際に「陣中見舞」を包んでおいてくれと依頼を受けたんだけど、金額を訊けば「5千円」だと。会社員であればまだしも1ヶ月の休暇を取得して海外に出かけようという社長の金額とは思えず、「さずがにみっともないぞ」と伝えたのだが、それでいいのだそうで。「セコいヤツですみません」と手渡せば大番頭の御婦人がひと言、「意外とそんなもんよ」と。
万事そんな調子にてケチるべきは陣中見舞にあらずGW中の宿泊料金ではないかとの話題になった。そりゃ、確かに「高くとも大丈夫だろう」という需要と供給に応じて金額が決まる市場原理に基づいているものの、ビジネスホテルまでが便乗しての割高料金。しかも、それが五割増し程度なら許容範囲かもしれぬが、数倍ともなれば些か「あこぎ」過ぎやしないかと思えてならぬ。庶民としてはそのへんをいかに回避すべきかなんてのはぜひとも拝聴賜りたい内容。
チェーン展開のビジネスホテルには株主優待の無料券があって、中にはシーズン如何に関係なく利用が可能なものもあるらしいのだが、行きたい日にはどこも満室。キャンセル待ちを期待しようにも、四六時中、パソコン画面とにらめっこでは一向に埒が明かぬばかりかイライラ感が募るだけ。
当人曰く、予約のキャンセルが生じると自動的にアラートが上がるソフトがあるとか...。んな話を自慢げに語る社長だが、そもそも私なんぞは貧乏暇なしの不定休にてそんな混雑時に出かけぬからナ。ということで、GW明けに都会の喧騒から離れてのんびりと大自然と夜の星空でも....。