家庭訪問

その順番が当日の最後であることは隣のHセンセイと同じなんだけど、うちなんかは夜だよ夜。塾から帰宅した際にまだ自宅にいる形跡、つまりは当人の車があってゲーセンに戻ったことも...。
そう、家庭訪問の話。もてなしが多い家庭は必然的に最後になりやすいって事情は分かるんだけど、うちはもてなし云々じゃなくて本人に問題が多かったんだそうで。「一応」補足しておくと別に私が不良だった訳でもないし、母親も専業主婦だったから昼間の訪問も十分に可能。が、何よりも「アイツんちの家庭訪問は夜だった」なんて言いふらされるもんだからみっともなくて仕方が無い。が、そんな当時の担任から同級会に「出席」との返信ハガキが「最初に」届いたと聞いた。
そんな家庭訪問を議会で取り上げたのがわが会派の松原成文氏(中原区)。当日の質疑応答において本市の公立小学校における家庭訪問の実施率は半数に満たないとの実態が明らかになった。やらない理由は学校側の事情以上にプライバシーの壁や保護者の仕事上の理由に負う面が小さくないのだとか。確かに貸家住まいでは人目を忍びたくなる心境も分からぬでもないが、教師たるものそれを蔑むことなどあってはならず。むしろ長屋暮らしのほうが人情味があって親近感を抱きそうな気がしないでもない。
で、当日は家庭訪問が有する教育的意義について「事前通告なし」に教育長に答弁を求めたんだけどその回答が良かった。そちらの資格を有する教育長は過去に教師として現場に赴任した経験があることから当時を振り返り、その家庭の様子を見たことで保護者や生徒との絆が深まったと家庭訪問の意義を自らの言葉で述べたんだ。うん、いいやりとりだナと思っていたんだけど、早速に地元の支援者の方から同氏の質疑応答の詳細を聞かせてもらえぬかと依頼があった。えっ?私の質問は聞いて下さらんのか...。
ちなみにもう一問は現行の教育委員会を教育局に格上げしてはどうかとの質問。現在の教育委員会はあくまでも複数の教育委員による合議制会議の事務局機能を担うのみ。事務局を局に格上げすることで更なる権限と責任を担うべきではないかと。
さて、公立小学校はこの週末から待望の夏休み。夏休みといえばやっぱり自然教室。本市でも八ヶ岳の麓に青少年の研修を目的とした川崎市八ヶ岳少年自然の家なる施設を有していて、毎年、市立小学校の5年生による二泊三日の宿泊研修が行われているんだけど、本年6月に施設の一部にて「トコジラミ」なる害虫が発生したことからその駆除の為に施設の利用が禁止された。これまでに約3分の1が終えているんだけど、残る3分の2はやむなく中止とされて児童生徒たちが落胆しているとの声が聞こえてきた。