久米仙

待望の盆踊りシーズン到来。決してこちらから頼んだ訳ではないんだけど、「必ず回れ」と言わんばかりに代議士の事務所から予定表が送られて来た。それこそが仕事とばかりに全ての会場をくまなく回れば更に票は上積み出来そうだが、既に支持が固まっている面々に酒席とあってはあらぬ騒動に巻き込まれぬとも限らぬし、何よりも「来た」という事実だけあれば...。
おかげさまでどこの受付もにこやかな笑顔で迎えて下さるのだが、いかんせん「手ぶら」な上に移動も自ら運転する車にて手短に挨拶を済ませ、御婦人の「奥へどうぞ」の好意に後ろ髪を引かれる想いで次の会場に...なんていっても大して回りはしないんだよナ。
さて、夏といえばこちらも...。今年も恒例の合宿が企画されたらしく私にも誘いがあった。そう合宿といってもおらがセンセイとその御仲間の皆様によるゴルフ旅行。日程的な余裕を御存知なおらがセンセイ自ら勧誘して下さるのだが、さすがに今年はマズい。臨時会に向けた原稿の提出期限にて無断欠席の翌日に日焼けして登庁しようものなら集中砲火を浴びそうで。後で聞けば猛暑の中での二連チャンだったとか...。ほんとタフだよナ。が、そんなタフな年配者は少なくない。
特に「アレ」目当てという訳ではなく、行きがかり上、区のゲートボール協会の会長なる職を拝命している。似たような種目にグランドゴルフがあって、近年はそちらに押され気味だとか。それもそのはず、ゲートボールはチーム競技にて緻密な作戦と個々の資質が勝敗を左右するだけに敗戦時などは「アイツのせいで...」などと陰口を叩かれないとも限らない。もうそのへんの年齢に達していれば物事の分別位は分かりそうな気がしないでもないんだけど、これがなかなか...あっ、これは内緒だから。でも、一人じゃ寂しいじゃない。
あくまでも「名誉職」だったはずなんだけど、そんなことでは資格無しと言わんばかりに、審判員資格の取得指示があって試験問題集と例規集を鞄の中に忍ばせることになった。そう、ゲートボールの審判員は服装もキチンとされていて、その所作も徹底されている。それもそのはず、審判員の所作が選手や試合に与える影響は大きく、アウトかセーフか審判員の声に迷いがあってはモメる元凶。微妙な判定こそデカい声でしっかりとしたゼスチャーを示すべきと。
そういえば、スイムにJOGと着々と準備を進めていたんだけど、実は肝心のNAHAマラソンの申込を忘れてしまって...。が、渡りに船とばかりに久米島マラソンの申込をスポーツ用品店にて見かけた。メジャー大会ともなれば積極的な宣伝などせずとも申込が殺到して抽選となるだけに企業努力を怠りがちになるけれど、マイナーな大会こそ出場する意義があるんぢゃないかって。