ビーフシチュー

路チューも不倫も過去にあれだけ世間を賑わせて今なお平然と居直る人もいる位だからたとえ妻に卒論(=離婚届)をチラつかされたにせよ職を辞した姿勢を見れば多少なりとも罪の意識に良心の呵責があった訳だから些かの同情を寄せてしまうんだけど性癖ってなかなか治らんもんだからナ。
大臣にせよ一兵卒にせよ辞して尚追い回す執拗さには辟易させられて、逆にそんなアンタは身ぎれいなのかと尋ねてみたくもなるんだけど、まさに「いじめ」。公共の電波を使ってまでやるだけの価値があるものなのかと首をかしげてみるものの、まぁ私のブログとて似たようなもんかも...。
さて、夜の会合前の着信、見れば...。元々文明の利器とは縁遠い御仁だから緊急かよほど重要な案件かと通話ボタンを押した。「いや、こんどの金曜あたりどうかね?」との元気ハツラツの声に目的は一目瞭然なんだけど、それで報酬が変わるもんでもなし、仕事上の融通が利くことも「よく」御存知なだけに。
やはり誘われてなんぼの世界。原稿は夜でも書けるが、そんな絶好の機会は又と来はせじと手帳を見れば「本会議後、原稿読み合わせ」の文字。委員会位なら何とかなりそうなもんだけどさすがに本会議とあっては...。いや、委員会とてダメだナ。丁重にお断り申し上げたのだが、「また、ぜひ」の一言は忘れない。
まぁそんな都合のいいキャラだから別方面からも声がかかる。一般には予約が取りにくい、というか事実上取れない都内の「N」なる肉料理専門店の予約が取れたとかで一緒にどうかとのこと。さすがに議長経験者ともなれば行動範囲も限られるだけに都内の路線図など知るはずもなく案内係を課せられて御令嬢以下数名と御一緒させていただくことになった。勿論メシ代などは向こうの負担にてまさに至福のひととき。
そんな美食家のKセンセイが作る料理は絶品、過去にカレーライスなどは過去にありついたことがあるんだけど、今回は特製のビーフシチューだそうでこれがプロ顔負けの味で下手な洋食屋よりも遥かに旨い。ほんと。材料は目分量でほぼ適当だが、じっくりと煮込むのが秘訣だとかで、日々帰宅後に火を付けてかき混ぜるのだとか。暇なんだナ...冗談はさておき。
そうそう、本会議も開幕して前半戦のヤマ場の代表質問が迫る。各自に項目を割り振るのが正副団長の役割なんだけど、中でも今回の目玉は「平成28年度の予算編成」。そんな目玉事案は政務調査会長なる大そうな御役職を担う最上段のSセンセイこそというのが衆目の一致するとことなんだけど、あとは誰が本人に鈴を付けるか。