大量消費

昨年いただいた相談事がなかなか進まない。入居はあくまでも施設と利用者の「直接」契約なんだけど御自宅で慣れない介護を余儀なくされる家族の悩みは深刻なだけにバッチを利用して何とか...。
進まぬ理由は胃瘻(いろう)。腹に経管チューブを挿入して栄養分を注入する処置なんだけど、歯で噛まなくなれば脳も退化、つまりはボケも進行する訳で...。死期を遅らせる延命処置として施されるものの、医療行為となるだけに「介護」施設では敬遠されがち。そんな事情を踏まえれば単に医療的見地から胃瘻を施されるのは些か短絡的過ぎやしないかと。終末期医療は生命倫理や命の尊厳、個々の価値観も絡むだけに余計に悩ましい。
さて、代表質問の原稿も大詰め。資料に目を通しては理事者を呼び、原稿に向き合うものの、隣の雑談が気になったりもして。オレがこんなにやっているのにアイツは...。そんな嫉妬心が渦巻く部屋内は監視社会。胆のすわったセンセイ、というか議長経験者などはお構いなしなんだろうけど気が小さい私なんかはトイレに行くフリをして外出するもんだから、防寒具無しでの外出はさすがに寒かった。その向かった先は...。
「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」、分別品目の少なさは廃棄物行政の遅れなどと揶揄されるものでもなく、当時から先駆的な処分場を確保してきた証左。他都市における分別品目の拡大はリサイクルなる美名の下に進められてきたものの、処理能力や最終処分場に行き詰った苦肉の策でもあったとか。分別品目の拡大に減量化も進み、現行の4から3処理センター化を実現した本市の次なる課題は何か、取り沙汰される家庭ごみの有料化は減量に向けたインセンティブが期待されつつもその効果はどの程度なのか。
また、併せて本市の収集業務は退職者の不補充を貫いてきたものの、今後において家庭ごみまで民間委託の拡大を図るべきか、これまでの教訓から見直される災害時における直営の意義等々、大きな岐路を迎える本市の廃棄物行政の舵取りやいかに。理事者を呼んだって自らに都合が悪い話はせぬ訳であるし、学識者の類などは権威ばかり高く机上の空論で実学に乏しい、ということで白羽の矢を立てたのは...。
少し前に話題になった廃棄食品の横流し。あくまでも「廃棄」を請け負った業者がそれを転売して利益を稼ぐってんだから弁明の余地すらないが、そのへんが他にも波及して食品横流しの話題が絶えない。さりとて、そんな実名が明るみに出るまで何事も無かったかのような顔で過ごしていた訳だからやっぱり賞味期限って...違うナ。
コンビニの在庫管理と流通システムはジャスト・イン・タイムのカンバン方式に匹敵する仕組みだと思うんだけど、新しい弁当が入ってくればそちらから売れるだけに毎時ふんだんに並べられた陳列棚の代償は小さくない。飲食店などでも注文時にメニューの品が無ければ文句の一つでもこぼれるだろうから。食いもんの恨みってコワいからナ。