銀行振込

震度7ともなればさすがに本震と捉えるのが自然であって、その後の警戒はあくまでも「余」震を想定したもの。そんな前例を覆すかのように震度7はあくまでも「前」震ってんだから...。ここまで科学が進歩したとはいえども未だ大自然の脅威は人知を超える。必死の救出劇にも関らず未だ安否確認の取れぬ方々の心情いかばかりか。
物事自粛の風潮は惻隠の情にて美徳ではあるけれども断食をして彼らが救われるかといえばそんなこともなく。義援金活動とてやぶさかではないけどどこか自らの功名心が透けて見えそうで後ろめたさが残る。それは多分に人のいい証拠なんだけど(自分で言うな)、ならば身銭からそっと包んだほうが...。そんな時には無言を貫くか見舞の口上を述べておくのが賢い選択なんだけど、雨と余震でこれ以上の被害が拡大しないことを祈るばかり。
そうそう、少し前の話。「誘われて」久々にゴルフに出かけた。東京湾の対岸とあっては朝5時の起床に憂鬱な雨、救いは迎えが来てくれることだけど、降り続く雨に水たまりがひどく午後はキャンセルの散々な結果。房総方面に行けばプレー費が安価だなんていうけれども睡眠不足に移動時間、道路料金にガソリン代等々を勘案すれば果たしてどうか。そんな地理的条件のみならず業務の効率化が図られた結果か、フロントの料金精算も機械化されていたけどどうもそっけない。給与の銀行振込が家庭における亭主の威厳低下を招いたようにやはり対面で渡してこそ知る金銭の価値。御客様の顔を見て判断するって大事だよナ。
やれ政策だへったくりだ云々の前にドブ板陳情への迅速な対応こそが得票のカギ。かつてはセンセイの重要な仕事の一つとされた保育園は申請者の状況に応じて全て点数化されるようになっちゃったから不正はバレる。が、こちとら点数など無いのだからそれこそセンセイの腕の見せ所。袖振り合うも多少の縁なんていうけれども行けば誰かに会うし、会えば挨拶を交わす、挨拶されれば情が移るってもんで、そちらへの訪問回数だけは他の追随を許さないもんだから行政側の迅速な対応は言わずもがなで行けば向こうから「今日は何か」と気遣ってくれる。やっぱり本庁でふんぞり返っているようじゃダメなんだよナ。
そんな声が上に聞こえたかどうか、本庁のエースが現場に異動してきた。まぁ同じ部長級には変わらんのだから臥薪嘗胆してA局長が如く(しつこいナ)次なる椅子を...。が、まもなく「上がり」だと聞けば手のひらを返して「出世だけが全てじゃないから」と慰めてもみたりして...いや、冗談が過ぎた。道路公園センターってんだけどその名の通り道路と公園の維持管理の要。公園の管理を含む緑政部門は元々清掃部門と同じ環境局の中にあったんだけど数年前に道路を担う建設局と統合されて建設緑政局に。