2020.03.29 20:55上洛同じ楽譜に曲調変わるは奏者の解釈にてその変化を愉しむも一興。当時の文献の多寡に生じる余白、多ければ多いほど解釈の余地大きく、そこをいかに埋めるかが当代の作家の腕の見せ所にて。懲りずに十兵衛物語、いわゆる光秀モノ、歴史小説傑作集に学んでいる。役職上、参列が予定されていた東日本大震災の追悼式も中止と聞いて庁内の黙祷に代えた。満開の下で「今年も...
2020.03.24 20:55平間最終選考を兼ねた一戦の舞台は名古屋。大会新に寄与せしは「厚底」以上に沿道の声援に負う面が大ではないか、とは勝手な解釈。いや、少なくとも私が初舞台にて制限時間内の完走を遂げたのはソレのおかげであって、応援されると不思議と限界以上の...。ゆえに座布団が飛ばぬ大相撲などは些か物寂しくも中止にならぬはせめてもの救い、他方、生涯一度の晴れ舞台が延...
2020.03.19 20:55検査平日の外遊びに寄せられる通報。育ち盛りに「隔離」は酷ってもんでその位は大目に見る寛容さがあっても。事態は深刻、に違いないのだけれども非日常にこそ学ぶこと少なくなく、不謹慎と知りつつ思い巡らす「まき散らす」主の心理。飽きぬ連日の報道とて不安煽られる一方、それがかえって用心に結びついて思わぬ効能が生じていたりも。昨今なんぞワイドショーを見とる...
2020.03.14 20:55埼玉どれほどの絶望感に苛まれようとも朝の来ない夜は無く、四季の移ろいに気付かされる春。「蕗の薹にがみに恥じる不浄の身」と詠んだ。いや、待てよ、「恥じる」を「染みる」、いや、「染むる」ではどうか。いっそ、「染みたる」にしては云々。そのへんの解説を焦がれど今月の句会はあえなく中止と聞いた。少し前の会合の折に「以上を以て挨拶に代える」と申し上げた際...
2020.03.09 20:55巨人平日の昼間は執務あれども土日とあらば一日長く、本に埋もれる週末。詳しい経緯は省くもスマホにて購入せし第一巻。養成ギブスを外した少年飛雄馬の剛速球にバントで応じる王貞治、バントとは卑怯ではないかと憤慨する飛雄馬なれど、あれを見逃さば捕手の大怪我は免れず、「あえて」と述懐する王に感銘受ける飛雄馬。いつかこの人と...。ちゃぶ台返しに鉄拳制裁は...
2020.03.04 20:55融通過重な負担は役職の宿命と寸暇惜しまぬH団長を慰労すべく会合帰りの一杯に誘わば、贔屓の店でどうかと相手。宴たけなわに伏せられた伝票を片手に「ここは私が...」と席を立てれば些か株は上がりそうなもんだけれど、下は甘やかさぬに限る。「不足分あらば頼む」と大金一万円を渡さば、しばし後に勘定済ませし相手から「足りぬ」と。だから不足分は...「全然」...