二冠

久々にウルトラマラソンの完走を遂げた。かつてであれば最大の障壁は禁断の果実、食の誘惑。いわゆる「家系」なるものであったり、「らーめんはうす」の肉野菜炒め、「どん八」のカツカレー等々、些か具体が過ぎた。後の二つはぜひお試しあれ。

満腹の代償は小さからず、後悔の念に苛まれつつ、ゴール前では醜態を晒すこと往々なれど、今やそれ以上の難関が。課せられる当日までの体調管理。日々の体温が如く手入力とあらば「抜け道」もありそうなもんなれど、当日の抗原検査だけはいかんともしがたく。

検査キットにて陽性と「思しき」際に表示される青線一本で出場停止とはあまりにも酷く。過去の努力が水の泡になりかねぬ、と断腸の思いで夜の誘いを断り続け、細心の注意を払えども拭えぬ不安。ならば不測の事態に備えて前日位は湖畔で優雅に、と目論むもそんな日に限って。

新議長殿の就任祝賀会。欠席とあらばあらぬ誤解を招きかねず。よもや現職を追い落として再度の登板を狙っておるまいか、なんて。大会は半年以上も前から「安からぬ」参加費を払って申し込んどるのだから何をかいわんや。統一地方選まであと一年。

話題に上がってなんぼの世界。過去の人、などと忘れられることでは。不在の県議の候補に浮上する名。市議の座を譲って県議に挑戦すれば一挙両得、いづれ議長の鉢でも回ってくれば市と県の二冠。絶対イケる、などと何の根拠もない「大丈夫」ほど危険なものなく。何が勝利の方程式だ、バカも休み休み。

さて、本題。常任委員会の論戦も本格化。昨年などスタメンから外れとるだけに発言少なく、全委員中「最低」という不名誉な記録は自慢にならぬ自慢なれど、グランドに立てば話は別と新年度は開幕戦から発言台に立つことになった。

俎上に上がるはかわさき「パラムーブメント推進ビジョン(案)」。そもそもにパラムーブメントなる大本が概念じみた造語というにバリアフリーだインクルーシブだ、計画案の中に紛らわしいカタカナが多用されては心に響かぬ、との指摘はまさに。さすが前副議長殿。

で、当日の論点の一つとなりしは、施設は障碍者の「専用」であるべきか否か。既存の体育館はあくまでも一般用に作られたものであって、専用の施設を新たに作るべき、との市議に対して、既存の使い勝手は改善が図られて然るべきも、共存を目指す視点から新たな専用の施設は考えていない。目下、検討が進む等々力緑地再編整備の新たな施設とて例外になく、同様の視点に基づき云々、と確かそんな答弁が。

共存か専用か、寛容の押しつけこそ不寛容、いわゆる寛容のパラドクスは知られたところなれど、差別を許すな、と専用を作るが逆に差別につながりかねぬか。意に添わぬ役所の答弁に続く追及。どこぞの市のプールなど車椅子の方の為に入水用の昇降機まであるというに、との発言につい反応してしまい。

おい、待て、昇降機が無駄とは言わぬ、が、本来ならばプールサイドに現れし当事者を見て、中に入りたいのではあるまいか、ならば手伝おう、と手を差し伸べる。惻隠の情、というか、そんな意識を育んでいかねば。そこにこそ目指すべき社会の姿があって、施設を充実させるだけでは理想は叶えられぬ、と苦言を呈しており。詳しくは会議録にて。

(令和4年4月21日/2706回)