互助
活動の盛んなるを聞いて入部を申請すれば「ぜひ」との二つ返事もその後に何ら沙汰なく。役所の「検討」じゃあるまいに。千人の中にあって初対面の私に気づくとは、いや、逆にそれだけこちらに「惹く」ものがあらば二冠とて、くどいか。私の仕事ぶり、ならぬ走バカぶりは庁内でも話題とか。途中にてはぐれてしまったものの、完走できたかな、Nさん。
振り子の原理、振れ幅が大きければ逆も大きく、完走後の一ヶ月はいかなるドカ食いも無効、つまりは絶対に太らぬ、それこそがウルトラマラソンなるもの、と教わり。確かにそうだったはずなれど、今や三日で原状回復、どころか上限を突破するは「老い」の兆候か。
ミューザのホールに同じ、対称に見えてさにあらず。身体歪むはその非対称性。内臓の位置然り、顔とて左右同じになく。高齢者に多き腰の曲がりが典型例、歪みは放っておくと酷くなるからそこを予め意識するだけでも。マラソンなど歪み知るに最適。ほんとに左右の不均衡や特定の部位まで露骨に分かり。と、そちらの話題でよければいつでも。
閑話休題。前回は新たな施設よりも巷の意識、などとエラそうなことを申し上げたが、「共存」が如き二文字は時に余計な支出を減らさんが為の口実になったりもする訳で。高まる意識に追いつかぬ役所の対応。「互助」などと立派なことを申しても自らの役割を自治会へに押しつけんとする役所の陰謀にあるまいか、との拭えぬ疑念は互いの信頼関係に負うところ大にして。
そちらの活動を促進すべく設けられた助成制度も自治会間の格差に当該自治会が購入したものをドサクサに紛れて他に利用されてはかなわぬとの懸念、加入が任意とあらば非会員とておられる訳で、「除外」などとは言えぬでしょうに。十分なモノはあれども肝心の倉庫のカギが行方不明、電動ノコギリなど教わらねば使えぬ、そもそもに倉庫の中身を知るは一部だけ云々、と尽きぬ課題。
人の移動に市境なく、寄せられる情報に気付かされる格差。備蓄品に大きな差異あり、とそちらの達人から誘われて隣市の防災倉庫を見学に訪ねた。単なる場所の提供のみならず全市で統一されたその中身はホームページにもキチンと公開されて。比較されるに分が悪く、炊き出し用かまどセット一式など。
が、見るに道具あれども肝心の食材、コメの備蓄なく。災害時に配給されると申しても混乱の最中とあらば届く保証なく。とすると道具なくとも一定の非常食を確保する本市のほうが一枚上手にあるまいか。いや、非常食の備蓄量に正解なく、賞味期限あるだけに更新の必要とて。ならば避難時に各家庭にあるコメや食材を持参してもらうが利口。そこに生まれる助け合いの意識とて、とそんな意識も共有されているらしく。
要援護者の名簿の管理と二次避難所のあり方、災害用トイレ等々。想定すれば「キリがない」とはいえ、備えあれば憂いなく、役所とて及び腰ではイカン。
(令和4年4月25日/2707回)
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