万博

チケット求めて窓口に並ぶなんぞは昭和の話。スマホ一つで全て完結、現地の支払いとて電子マネーに限るとは。いや、それはそれで別に結構。が、来場者数や経済効果に期待を寄せるならば銭と時間に余裕ある高齢者の方々の獲得に目を向けるべきで。

同伴に年配者少なからず。プレー後に比べるはスコアのみならず、支払いに生じる差額やゴルフ場利用税。彼らは減免もしくは非課税とされ。ましてや平日に比べてプレー代が割高となりし休日。若者割とはいわぬまでも、せめて雨に割引あっても。ということで、雨の休日を過ごすに。

焼却場の余熱利用は本市に限らず。温水プールの料金設定。時間制の本市に対して、そちらは終日の同一料金。のみならず、併設の入浴の施設と室内ジムもセットの「ぜんぶ券」で1千円。ランにゴルフは「にわか」なれど、こちらはホンモノ。何せ幼少より海にプールに泳いだ距離はハンパなく、25mの学校プールは息継ぎせずに届いたはずも。衰えし肺活量は老いたる証拠か。閑話休題。

「害」の字が連想させるは。ゆえに「碍」の字を充てる向きも。いや、字を直しても中身が伴わぬ位ならば、むしろ逆のほうが。一概に発達障害と申しても程度や様々。手帳の有無に関わらず世に癇癪病の患者や少なからず。すぐキレるなんてのも精神構造を分析すれば。とすると手帳を有する彼らは些か過敏なだけで。決して他人事にあらず。

あくまでも個性、と割り切って手帳を拒むは親の勝手。されど、子との接し方に悩む位ならば専門家の助言を仰ぐに損ならず。幼児期に適切な処置を講ずれば社会への適応力とて。かたや事業所側とて当事者の症状改善に向けられる献身的な支援はあくまでも一時的なもの。一日の大半を過ごすは自宅であり、支援を通じて改善が図られるべきは当人以上に親だったりも。つまるところ求められるは両者の信頼。

略語が飛び交うこの分野。児発(じはつ)とは児童発達支援の略、放デイ(ほうでい)とは放課後等デイサービス。いづれも国の枠組みであって、それとは別に本市には日中一時支援なるサービスあり。前者の使い勝手を補完する役割を担いつつ、共存の中に今日を迎えていたはずも突如。

制度上は別メニューには違いないが、いづれも「訓練」に該当。日に2回の訓練の必要性には疑義が残り、以後、同日利用は認めぬ、との通達が利用者ならぬ事業者宛に。利用者にとっては日に複数の事業所を利用するは内容以上に時間の制約に負うところ大にして。児発に含まれる療育センターなども利用時間は限定的。併用は認めぬとなるに追い出されし彼らの居場所が。ならば、既存の事業所に時間の延長を、いや、本来は親が見るべき云々と。

不正とはいわぬまでも時に事業者同士で融通し合い、福祉を食い物にせんと狙いし悪徳がいないとも限らず。そこの検証は欠かせぬも、中には本当に必要とされる方もいる訳で。通知に唐突感が否めず、拙速すぎはせぬか、と。

(令和7年4月20日/2919回)