紅茶

球児たちの夏、甲子園も我らが神奈川県代表の東海大相模の優勝で閉幕。近づく秋の足音に「横並ぶ寝顔が語る夏休み」と詠んだ。そんな秋の足音とともに迫りくる川崎市議会第3回定例会。
定例会の開幕前には各会派の正副団長に対して副市長から予定議案の説明が行われるのが慣例。説明後には市政全般に対する意見交換が行われる重要な機会となるんだけど、当日のささやかな愉しみの一つが...。他の用件で伺えば普通の御茶なんだけどこの日に限ってはなぜか紅茶。ということで「紅茶」が副市長室の隠語となる。そんな折角の機会も別な予定と重なったことから団長の了承を得て欠席、そして向かった先は...。
夏休みの絵日記にそんなシーンがなければ寂しいぢゃないか。バーベキューにキャンプファイヤー、アスレチックに川泳ぎと自然体験。こちらは1ヶ月以上も前からの予約。同じ年頃の子供を抱える若手のセンセイ方との宿泊キャンプ。いつの間にか先輩になっちゃったから全て御膳立ていただいてこちらは半袖短パンに着替えのみ。キャンプは集団行動だけに何かせねばと金銭を含む協力は惜しまぬ旨を申し出ていたんだけど、金銭は割り勘で結構だそうで、与えられた仕事は炊事係ならぬ子供の世話係。
疲れ知らずの彼らの運動量は並みではない。アスレチックに挑戦しようなんて言われて付き合ったんだけど、ターザンロープだけなら兎も角も数メートルの「ほぼ垂直な」絶壁をロープで上るとか...。本人だけでも疲れるのに子供たちの尻を押し上げて...。これが小学生ともいえども重いんだナ。汗だくで帰ればこんどは川だそうで水着に着替えて...。閑話休題。
さて、新総合計画と同時に進む行財政改革の基本理念には市民サービスと市役所内部の質的改革が謳われる。まさにそれが柱になることに異論はないんだけど、「質」って客観的な基準に乏しいから判断が難しい。とりわけ土木工事などと違って介護や保育等の分野では人員の配置基準等が満たされていれば均一の金額設定になっているだけにいかに「質」を担保するかが重要な視点となる。
そんな「質」の担保に欠かせないのが「監査」。全国社会福祉協議会が発行する「生活と福祉」にはそのへんの監査官のコメントや生活保護の動向などが掲載されているんだけど、生活保護などは厚生労働省による監査が行われていてかなり厳しいチェックが入る。やはり内部よりも外部による監査、予告よりも抜き打ちが効果的。だって「内部」監査ならば情状酌量の余地が大きいし、「予告」監査であれば都合の悪い資料は隠しちゃう上にその日「だけ」きびきびとした業務執行になりがち。