元号
巡り合わせの幸運。ようやく板に付いてきた役職を名残惜しくも小生が提案者を代表して上程した陛下御在位三十年の奉祝決議は無所属を含む全会派の御賛同により採択されて任期最後の定例会が閉幕となった。それを予想するは勘を磨く程度にしか思えんのだけど、当代随一の叡智の傑作とあっては凡夫の及ぶものではなく。時の人とあらばその一文字を入れるに違いないなどとの憶測。そりゃ憶測というよりも「邪推」が正しく。遡れば過去にその漢字が入ることは稀ではない訳で偶然の産物もそんな目で見れば...。
その病名が本市の印象を損ねているとかで名称変更を求める陳情が寄せられた。主はどこぞの区の新人候補者だそうで露出度を上げねばならんとの心理は分からんでもないけどさすがにそりゃ「こじつけ」ってもんで。世にいう難病に発見者の氏名が付される事例は少なくなく。そこに相手を辱めてやろうとか他意は無い以上、一日も早い治療法の確立と患者の健やかな成長を願うのが人の道ではないかと不採択の理由を述べた。開かれた議会なんてのは勝手だけれども何でもかんでも受理してしまう、というか「せざるを得ない」仕組みってのは...。
迫る統一選は二幕編成。第一幕は知事に県議、そして、政令市の市議。第二幕は都内二十三区の区議含む全国の市町村議会の議員。第一幕の投票日は同じなれど知事選の告示日早く、それ以降は活動が著しく制限される。何も駆け込みは消費税に限った話ではなく、ビラの折り込みに街宣車による連呼行為(完全な違反です、ハイ)と加熱する前哨戦。それだけの精力があり余ってとるのであればそれを日々の活動に注力しておけば焦らずと再選が果たせるのではないか。「その候補、選挙前だけ目立っていませんか」の一文を選挙公報に入れておいた。
他陣営に出遅れているのではないか、というよりも声が「全く」聞こえんではないかとの御心配。戦とあらば肝心の本陣定めねばほら貝鳴らず、尋ねられる事務所開きの日時。宣伝効果を狙ってか吉日選んで「大々的」に行われるんだけど、当方なんぞはいつもの事務所の転用にて出陣式以外に特段の「儀式」の予定はないのだけれどもそれでも届く「御祝」。何ら便宜図らずとも寄せられるその純粋な心遣いには頭下がる。他区在住の大御所にまでわざわざ御持参いただいたもののあいにくの事務員不在。モノがモノだけに郵便受けでは心配。そのへんさすが勝手知りたる大御所、正面脇のトイレの施錠なく積み重ねられたタオルの間に忍ばせておいたと留守電をいただいた。
今さら慌てても転ぶだけ。されどじっと待つは性に合わず、気晴らしに...違うか。いつぞやに誓った箱根往路は芦ノ湖まで到達。さすが天下の険、山越えの芦ノ湖往復はかなりしんどかった。そんなに走っては疲れるだけではないのかとの懸念。健康の秘訣は睡眠にあり。「疲れぬように」が従来の概念。されど、良質な睡眠の為には就寝前の疲労が効果的とか。「既成概念からの脱却」、「複眼的思考への転換」等々、キャッチコピーだけは浮かぶも肝心の政策は...。
(平成31年3月20日/2488回)
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