要職

数多ある役職の中でも要職か否かの決め手は「部屋」と「車」にあり、と永田町の元住人に聞いた。国の予算編成を前に、政令市の市長、議長が分担をして各省庁へ要請を行うようにとの下知を受けて厚労省の副大臣宛の直談判を終えた。表紙の下段に「指定都市」と記された冊子を一枚めくればズラリと並ぶ氏名の中に私のも...あった。取りまとめに奔走するは指定都市市長会と指定都市議長会。会合の回数だけ見れば軍配上がるは後者にてそのへんが意識の高さか、それとも...。

放課後の雑談に語られるは相手との関係。夫婦関係ならずと、それだけ「括られる」ことが多いのだから「仮面」と言われようとも対外的には演じて然るべきも「繕えぬ」御仁が少なくなく。こちとらあくまでも「不安定」な合議体、砂上の楼閣にいつ転んでも。いや、目の上のたんこぶ無くしては道を間違えぬとも限らず。冗談さておき、市長から秋の定例会の申入れを受けた。

老後の余生を田舎暮らしで、と前任者の隠居に伴い回ってきた鉢。母校の同窓会会報の編集を任されており。秋に予定されし総会も会場の都合にてやむなく中止も、かくなる上は会報こそが命綱と脅されて、外出自粛下とあらば例年以上に「注文」多く。

そう、いつも届くはずのモノが届かぬ、と苦情をいただいた。我等が宣伝媒体「議会かわさき」を含む市政だより等の頒布を担うは町内会。仕分けなど「密」を作りかねず、あくまでも暫定的な措置として新聞折込に変更したものの、減少の一途を辿る購読者数、従来の六割程度しか網羅できぬ上に、世にいう「知識層」とあらば不平等ではないかと。

かねてより進む高齢化、こと近年は年齢を理由に町内会の役務を辞退する方も少なくないとか。全戸配布こそ理想なれど、そこに要する安からぬ費用。ならばと回数減らすに折角の愉しみを奪われる方も居たりして。いや、それ以上に、現行における頒布の対価は補助金。献身的な善意に負う面が大にして、既得権益、という額には程遠いのだけれども安定収入を奪われることに対する抵抗もあったりして浮かび上がるそれぞれの事情。よもやソレを謳い文句に勧誘しとるもんではないはずも地区により頒布方法が違っては混乱招きかねず。

町内会といえば、会館を巡る要望少なくなく。金銭的な目星は立った、されど、難題は用地。公園用地を活用した事例を見に行くまいかとお誘いをいただいた。確かに子供たちの遊び場に隣接する集会場は全体の景観を損ねておらぬも入口の看板に見る名称に抱く違和感。理由聞かば、あくまでも公園内の施設である以上は特定の自治会の名を冠した集会場はまかりならん、一方、それを名目に補助金を出す以上はその名を冠せねば支出は認めがたい、と。いづれも役所側の都合なれど、そこは市民の為と、譲歩ならぬ知恵を絞られたそうで。

かくあるべしな役所の姿。横浜市青葉区の梅が丘自治会が運営する「Y・umeプラザ」の視察を終えた。

(令和2年8月20日/2589回)