2018.08.30 20:55孫娘秋季リーグ戦とはいえども炎天下の開幕式。耐えかねぬのは私ばかりではないらしく詠んだ一句「舞ひ込みし蝉の珍客残暑かな」は季重ね也。六年生には最後の大会、見事に選手宣誓の座を射止めたY君は息子の園児時代の級友であって進んだ小学校こそ別なれど坊主頭にまっ黒に日焼けした肌が夏の成果を物語る。そんな晴れ舞台を客席からじっと見守る二人は両親ならぬ祖父...
2018.08.24 20:55金足普通科に入れぬゆえそちらに「でも」、偏差値及ばずとも腕っぷし「だけ」は...。そんな志望動機を有する不良連中の脱獄、いや、脱走を意識してか広い敷地を囲むように作られた塀。が、高さ一米だから余裕なんだと語るK本県議の母校は創立百年を誇る「だいのう」こと大曲農業高校。そんな国自慢を聞きながらその目鼻先にある市役所を訪ねたのは数年間。都会と違っ...
2018.08.19 20:55伊那自らは棚に上げて御当地の方々には大変失礼な物言いながら「伊那なんて...」と確かに母が言った、というか言っていた。長野県を拠点とする銀行マンだった父の異動が近づくたびに必ず登場する地名。南北に長く急峻な山々が連なる長野県。太古よりの地殻変動、プレート移動による衝突に生じた隆起は中央構造線、いわゆるフォッサマグナとして大自然の歴史を物語る。...
2018.08.14 20:55盆玉何処の馬の骨とも分からぬ相手の話を聞くは徒労にて門前払いが関の山。が、センセイの紹介とあらば無碍には出来ぬ、請われて口利きというか市への売込みの片棒を担ぐことになった。無論、謝礼は求めぬ、というかそもそもに向こうにその気なく。依頼主は前職時代の知人。よもや私の顔に泥を塗るまいが、内容位は知らねば...と聞けば今流行りの人工知能を活用した業...
2018.08.09 20:55画鋲優柔不断に元来の控え目な性格も手伝ってか伺い立てたものの、選挙は戦と公言憚らぬ後援会長の指示に村中に貼られたポスター。記録的な猛暑とあっては顔の血色も悪く、台風一過にヨレヨレもあったりして村の美観を損ねては...言えた義理か。印刷代をケチった訳でも安物の両面テープでもないのだけれども貼る以上に剥すは体力の消耗著しく、どうせ数ヶ月なら二枚位...
2018.08.04 20:55左腕古今問わずあれだけの大物を魅了してやまぬ深淵を覗くに達するも趣味にしてはちと金銭的な負担重いことが一因か。愛好者数の減少に反転の兆し見えずと聞くも、おかげさまで大勢の皆様に集っていただいて恒例のゴルフコンペを終えた。善悪問わず評が立ってなんぼの世界、今年は元プロ野球の大投手が参加して下さって話題性に事欠かず。成績こそ散々なれどただでは転ば...