2021.03.29 20:55七光二回の心筋梗塞を患いながらも九死に一生を得て脅威の回復を遂げた前職時代の相棒が発起人。未だ体内に金属片の残る身なれどそこに倒れるは本望、一戦交えんと御指名があった。在宅勤務など退屈でかなわぬ、と一人。そのメンバーならオレを外すな、と最後の一人が加わって揃いし四名。あれから二十年、それぞれに道は違えど年収に見る明暗。最低年収が居て、その上が...
2021.03.24 20:55小倉「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」。あるから迷うのであって、いっそ桜などなければ、の意と教わりしはずも、桜にかけしは異性、いわゆる「隠喩」を含むとの解釈を見かけた。目下、平安の好色男、業平にモテる秘訣、否、歌の真髄を学ばんと。皇室に見るまでもなく和歌とあらば上流階級の嗜みにて下々は俳句。性に合いしは伊勢物語よりも麻雀...
2021.03.19 20:55餞別刎頸の交わりの域に達せずも互いに知る仲。自慢にならぬ自慢の一つに大事な話といわれてそれが市の施策絡みだった試しなく。まいど副議長殿が訪ねて参られた。人の機微に鈍感であってはその役職は務まらぬ。この三月末に退職を迎える局長の皆様に何かしらの記念を、と。苦節四十年、退職とあらば酒宴に謝辞の一つでも申し上げるべきも格好の標的になりかねず。部屋に...
2021.03.14 20:55木守「木守」とは翌年の豊作を願って柿の実を一つ残すこと、出された茶碗との因果を尋ねし後の天下人、家康への返答や「名匠の作の残り」と。法外な価値を生む当代一の茶頭の銘を「稀代の騙り」と言わしめた。切腹から時間を遡る構成こそ特徴であって。「利休にたずねよ」(山本兼三著)。知らぬ間に、というか単にそちらに意識が向いていなかっただけの話なのだけれども...
2021.03.09 20:55広報通勤途中に見かけし映像。JR川崎駅中央の大画面に流れた「やさしさの連鎖」が目を惹いた。本市が推進するパラムーブメントの普及促進の一環だそうで。製作の過程や知らぬ、が、何も大手代理店への委託や宣伝費の多寡が巷の評価を左右するもんでもなく。そう、おらが局でも少ない予算で大きな効果を生むべく女性陣を前面にあれこれと知恵を絞っていただいており。門...
2021.03.04 20:55馬丁昨今の通じぬ価値観と風紀の乱れは時代劇の衰退に端を発すると信じて疑わぬ一人。「馬をひけ」-「御意」となるべきも「否」などとどこにそんな場面があろうか。それも別荘ならぬ現場に行くと申しておるのに従えぬとは全く解せぬ。もういい、勝手に行くわい、と、いつもの格好で出かければ門前に問われし用件。桜吹雪を見せてはまた騒動の元。すごすごと退散となった...