2024.06.29 20:55独身祝祭年に本市が誇るホールにて予定されるはウィーン・フィルのみならず。年末のバイエルン放送交響楽団のチケットが「即売」だったとか。万が一にも未完とあらばその曲を以て第四楽章に充てよ、とは作曲家の遺言とされ。事実、完成を見ることなく。第九は第九でも未完の第九。本市が百年ならば、そちらは生誕二百年だそうで。いつの時代も損な性格、不器用な人、とい...
2024.06.24 20:55選者突如、事務所に届くは就任の依頼と題した手紙。自ら志願するほど厚顔になく、恐らくはどなたかの推挙によるものなれど。身に余る光栄、というよりも、んな「大それた」役職は他に適任者が。さりとて、畏れ多いと辞退するに推薦人に非礼にならぬか云々。受諾の可否を、と記されておらぬがせめてもの救い。気になる役職名や区俳句大会の「選者」だそうで。届きそで届か...
2024.06.19 20:55仄聞シャッターは一瞬なれど写真は一生。何歳になろうとも同級生を特定するに欠かせぬは。いや、当人らはそんなこと知るはずもなく。卒業アルバムの撮影を前に生徒の間で化粧が話題とか。化粧といわぬまでも、せめてヘアアイロン、とねだる娘に「いらぬ」と、にべもなき妻。ならば私が、と口を挟むに。原稿がボツになる位だから説得力に欠ける、いやいや、その位、切れ味...
2024.06.14 20:55再審聖域を侵すべからず。神格化される権威も今や全てが映像に残るばかりか世に知らしめられる時代。ならば可視化してみよ、なんて。それでも大相撲などはあくまでも試合後の判定なれど、種目によっては途中のプレーを巡り再審を仰ぐことも許されたりもする訳で。途切れる集中力に試合の流れとて。ということで、判断を巡る話題から。長引く咳に下されし診断は気管支炎。...
2024.06.07 23:26疎開南足柄市と聞いて浮かぶは足柄山の金太郎ならぬ、父の疎開先。奇縁にて知りあいし御当地の市議。少年時代の記憶と申してもあれから既に八十年。通いし小学校の名と近くにありし公民館、そして、ミカン畑が広がる農家、の三つを手がかりに疎開先の家を探し当てて下さったそうで。最後の孝行とばかり高齢の父を連れだって果たす感動の再会。その後、まもなく永遠の眠り...
2024.06.04 20:55鶯宿公衆の面前、それも少年野球の開会式とあらば尚更のこと、既に整列しとる中にそんな冴えぬ顔と気だるそうな足取りでやって来られてはかえって評価を落としかねず。身から出たサビとはいえ、んな中に身を置いとるから運気が上向かんのであって、たまには自然の中に身を任せて。それにしてもペッカーズの選手宣誓はよかったナ。収穫が最盛期を迎えるに人手が足りぬ、と...