2017.08.29 20:55雄物川バケツに水稲、住まいそのものが狭小な賃貸物件なもんだから庭の代わりにベランダ。水やりこそ欠かさなかったものの、成長鈍く、やはり御天道さまの恵みが必要と気づいて日当たり良好な共用スペースに。実るほど頭を垂れし稲穂かな、やはり穂が出ねば収穫は出来ん訳で見ぬまま夏休みを終えたとか。日照に肥料、水も十分にて穂が出ぬ理由は...。考えあぐねる子らに...
2017.08.25 20:55四十年慣れぬ戸別訪問。郵便受けに「ごくろうさま」なんてあればまだ見ぬ家主はさぞかし善人に違いないと淡い期待を抱く一方で、「チラシ投函禁止」とあらば呼び鈴どころかポスティングすら躊躇してしまったりもするんだけど隣を見ればさもありなんと。それは覗き見るというよりも自然と見えてしまう無造作に投函されたチラシの山。そんな事情はおらが控室も同じ。単なる本...
2017.08.19 20:55ドラクエ弥次喜多珍道中で有名な十返舎一九の東海道中膝栗毛。それをもじった「小田急道中謎栗毛」ってのがあるそうで乞われて子に付き合うことになった。新宿駅をふりだしに途中駅で隠された謎を解きながらあがりを目指す双六調のゲームにてズルが出来ぬようQRコードで指定されたページに回答を入力すると次の指示が表示される仕組み。開業90周年記念の1日全線フリー乗...
2017.08.15 20:55三国峠贔屓の作家の新刊に三十年ぶりのクラス会の案内を聞いた主人公が当時の恩人へ御礼を言う為に出席を決意するシーンが登場するんだけど、私の学年も来年が卒後三十年だとかで早くも準備に余念がない。こちらじゃいつも脇役なれど向こうに戻れば押しも押されもせぬ主役級な訳で。そこに生活実態が無いもんだから些か負い目を抱きつつも「乞われて」この夏二回目の帰省を...
2017.08.11 20:55一景色名だたる旧家ではないのだけれども御先祖様への墓参り位は...というよりも宿泊代に手間もかからず夏休みの家族旅行に好都合などという不純な動機にて郷里への帰省を終えた。地方の移動には車が必須、界隈の名所は行き尽くしただけにこと近年は手前の長野県から車を借りていくことが大半。俳句の同人誌「さざなみ」の今月号に掲載された代表の挨拶に一景色について...
2017.08.07 20:55恐竜水入らずの会話を交わした夜に最愛の妻が永久の旅路につかれたと聞いて、ありし日を偲びつつ、惜別の一句をそっと手帳に記した。輪廻転生、いつか迎える死。一般的に忌諱されがちな死と向き合うことで教わることは少なくない。虐待やイジメが横行する原因の一端もそのへんにあるのではないかと。今年も旧盆が近づいてきた。迎え火こそ炊けぬながらも御先祖様に想いを...
2017.08.03 20:55毒舌壁に耳あり障子に目あり。早かれ遅かれそんな話が耳に届くのも時間の問題なんだから手柄話とばかりに吹聴せぬほうが身の為だったかも。将来を嘱望されたエースに挑むは名うて(と評判の)経営者。私が示した妥協案すら納得いかぬと徹底抗戦も辞さぬ覚悟にてその意向を市側に伝えれば「(センセイの)手を煩わせぬゆえ御安心を...」と更なる譲歩はせぬ旨の返答があ...