2022.12.29 20:55真鱈温和な人柄と几帳面な性格は地元の信頼厚く。父亡き後の御子息も適齢期とばかりに勧誘が絶えず。その能筆ぶりや父に劣らぬと聞いて。血は争えぬ、天国の父君もさぞ、と感想を述べれば。字が下手ではいい大人になれぬ、と部活動の合間に顧問の先生の手ほどきを受けた成果で、と。そんな母君は越後の同郷にて何かと御厚意に預かること少なからず。今年は土産に御手製の...
2022.12.24 20:55篠笛おらが村に悪人なし、とばかりに、開け放たれた玄関はいつものこと。靴棚に一筆記した名刺を置かんとするに一句。家奥に篠笛を聞く師走かな。正月向けの稽古か、普段は剽軽なOさんも裏に怠らぬ努力。いい音色だった。さて、同伴せし知人より聞く感想や当日の「第九」ならぬそちら。ネット中継に見る意中の市議の質疑に憤懣やるかたなき様子。いや、確かにその映像を...
2022.12.19 20:55新車サンタクロースからのプレゼントを喜ぶ園児の如く、とは言葉が過ぎた。区内「初」などと心くすぐり購入を決断させた営業も営業なれど買う方とて。スマホなど使いこなせぬ、ようやく繋がりし電話に半年待ちと聞いて失せる意欲。いや、それこそが相手の狙いだったりもして。本来ならば返納とておかしからぬ年齢も当人などはどこ吹く風、と届きし新車。んな稀有な人物は...
2022.12.15 12:16閻魔チェーンソーの響く里山冬支度。普段は疎遠なだけにせめて年に一度位は、と珍しく地元を歩いており。年一度といえど、あくまでもこちらの都合にて相手や在宅とは限らず、久々の対面に窺い知る近況。働き盛りの大黒柱が病に倒れてはや八年。長男には二人目の孫が誕生、年の差離れた弟は受験を前に骨折、本日退院にて迎えに行かねば、と奥様。よもや野球か、と聞かば図...
2022.12.09 20:55環境酒のむ人は花ならつぼみ今日もさけさけ明日もさけ、と注がれるままに。後悔の朝を迎えること往々。酒にゴルフにゴリ押し人事と、職員の申出は拒まぬが信条。いつぞやに一緒に走りし彼が年明け百キロに挑戦すると聞いて、「よし、行くか」と宣言したものの、やっぱり、やめとく。ウルトラやトレイルなどに挑んどると自然とそちらの意識も育まれるもので。節電に騒ぐの...
2022.12.04 20:55豪商苗字こそ先祖を同じくする証。どこまでをそう呼ぶか、に諸説あれど、いわゆる土地の人、数代遡って此の地に居を構える軒数や千に満たず。圧倒的に転入組が多数を占め、かくいう私もヨソモノの一人。それが縁にて此の地に移り住むもの人少なからず。愛校心が旺盛な校風にて母校が同じ、というただその一点を以て応援いただくとは何とも贅沢な話。御自宅に招かれること...