2023.06.29 20:55搾取つかめぬ距離感。縮めるに酒に勝るものなく。部下を誘わばパワハラの時代、互いに嫌われ者同士、相手に不足は。万が一、同席の現場を目撃されるに広まる風評。表面上は「中立」を旨とする世界にあって、レッテルは貼られぬに限る、とは捕らぬ狸か。これが一般職ともなれば慣れたもので、つい、こないだなんぞも「若手」「女子」からランチへの誘いあり、んなことを自...
2023.06.25 22:11五感子の躾にせよ「叱られる」というのはまだ脈アリな訳で。深夜の帰宅に待ち受けるはその人。酒癖悪からず、と思い込むは当人位なもの、拒むに拒めぬ相手の立場を察すべし、と。議場内の役人を前にいつになく腰低きH団長。何をそこまで媚びる必要があろうか、と問わば、本日が質問日にて色よき答弁を。既に「固まった」状態で用意されとるのだから。あの質問に隠された...
2023.06.19 20:55十郎いつぞやの迷言、「政治家に徳目を求めるは八百屋に魚を求めるに同じ」になぞらえて。顔の美醜に品位の有無を問うは云々、と言わぬまでも。品位に欠ける、と今さらながらに浴びる妻の一言。復元に時間を要するは「老化」が原因と知れど、機能が喪失するものになく、むかし転んだ膝のすり傷が如く皮膚の新陳代謝にいづれ、と。未だ残りし顔アザが生む地元の評判。転ん...
2023.06.14 20:55花壇週一回のボウリングに集う昔の仲間。終了後、酒を片手に雑談に興じる中にあって、会場を後にする一人。彼らとて帰るに帰れぬ家の事情、やはり仕事があるというのは恵まれているよ、と和菓子屋の店主。何故に退職後の君らの相手をせねばいかんのか、いや、それは向こうとて同じ、おぬしの顔なんぞ二度と。さりとて、発起人の誘いを無碍にも出来ず。当日の主役や隣市の...
2023.06.09 20:55夕日知人の個展に訪ねるは銀座の画廊ならぬあのまち。シブロゼ片手に作品群を。迎えて下さるはどことなく裸の大将に似た、いや、ちゃんと服は着とるし年齢とて同い年、なれど腹部が多少それらしき。私のホームページを手がけるデザイナーの本職は画家。趣味は旅行、旅する画家として描いた一枚が目に留まり。ナイル川の対岸、王家の谷に沈まんとする落日を描いた作品の名...
2023.06.04 20:55天職卓に向き合うは若き日の二人。酒を片手に交わされるは英雄論。英雄とはかくあるべし、と持論を語る曹操。「そのような立派な人物など今の世におりましょうか」と返す劉備に、「いる。余と君だ」と指さされ。突如、轟く雷鳴に卓下に隠れんとするは劉備の機転。この程度なら恐るるに足りず、買いかぶりすぎたか、と笑みこぼす曹操。正史では卓下ならぬ箸を落としたとさ...