2025.05.20 20:55興行「ゴルフは素振りに尽きる」との名言残すはジョン・ボールなれど、「振る」重要性を力説するは彼のみにあらず。地元のM君はいわゆる「クラチャン」、某ゴルフ場の昨年の選手権を制したスゴ腕にて。当人曰く、上達の秘訣や「まずは思いっきり振ること」。俗に「マン振り」を日に百球、百日続けるに球は見違え、人もまた、と。いや、人は変わらずとも。口一つなれど耳...
2025.05.15 20:55気迫寝室の天井に貼られるはアイドルの写真ならぬ。過去二十年、私のポスターを手がけて下さるTさんは齢九十まもなく。自らの力作を凝視する中に次回に向けた新たな発想を得ん、とは本人の談。まぁそこまでは結構。が、最近、その目が動く、いや、そう「見える」とか。おい、寝言とはいえ物騒なことを申すな。迎え近き証拠にあるまいか、と投げ返すに。余命あと五年と覚...
2025.05.09 20:55探偵ゴルフとかけて探偵と解く、その心は。御当地の出身、エディンバラ大学の医学部に学び、恩師をモデルにした作品が大ヒット。名門コースの2番ホールの横に建てられし瀟洒な邸宅は「ウインドルシャム・メナー」と呼ばれ。既定の1番ならぬ2番ホールからのラウンドは彼に付与されし特権。満ち足りぬ3ヤードなる名文は彼の「狂」ぶりを示すに十分。文豪としての晩年を...
2025.05.04 20:55棚田ゴルフに肩書は不要。1番ティーに立たば。そこに問われるは腕と人間性、そして、失敗の連続、世の厳しさと不条理をとくと諭され。失敗やむなし、されど、そこにつきまとうは。あっダフりだ、とか、スライスした、とか。んなことは言われずと見ていれば誰だって。ヘッドアップが早かった、なんてのも然り。不思議と口外する「釈明」や「解説」の背景には、本来はこん...